2007/ 3/ 5 更新
アマチュア無線 月面反射通信実験
(EME=Earth-Moon-Earth)
去る3月3日(土)、茨城県高萩市・日立市のKDDI茨城衛星通信センターにおいて
アマチュア無線局による月面反射通信(EME)実験が行われ、
見学会が開催されたので行ってみました
こんなものが出迎えてくれました
駐車場になったあたりから見たパラポラアンテナ
実験は、奥の方のアンテナを使ってやります
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構内の「衛星通信館」では、この実験のために特別に免許になった
特別局(8N1EME)が運用(交信する)されていました
こちらは通常の交信です(これも8N1EMEです) 地元の新聞も報道 ・
公開実験見学会に集まった人たち
インテルサットY号 1/2模型(解説が見えず残念)
第5アンテナ・直径32m、3KW送信機、可動部分の重量は380トン
満載時のジャンボジェット機の重さにほぼ匹敵するそうです
第5アンテナの前に」紅白の梅が咲いていました
解説によると
「昭和天皇・皇后両陛下行幸啓を記念して植樹したもの」とある
KDDI茨城衛星通信センターについて
(JARL記事より引用)
●日本の衛星通信の発祥の地
KDDI茨城衛星通信センターは、日本の衛星通信発祥の地です。
日本の衛星通信の幕開けは、1963(昭和38)年11月20日、当時の国際電信電話(株)
(KDD、現在のKDDI)が、茨城県高萩市と茨城県多賀郡十王町
(合併により現在は日立市)の境界付近に、茨城宇宙通信実験所を開設。
インテルサット受信用の大型パラボラを設置し、太平洋を隔てた日米間を
通信衛星インテルサットで結ぶ実験を開始して始まりました。
運用実験開始3日後の11月23日、カリフォルニアのNASA地球局との
中継実験において、アメリカから送られてきたのは、
「ジョンFケネディー大統領が暗殺される」という衝撃的なニュースだったのです。
その後も、この茨城の地で衛星通信の実験を続けてきた国際電信電話(株)は
1966年、同地に「茨城衛星通信所」(後の茨城衛星通信センター)を正式に開設し、
日米間のテレビ放送の伝送中継を本格的に開始しました。
同所が日本の衛星中継や国際通信に果たした役割は大変重要なものでした。
近年の光ファイバーネットワーク網の充実等の環境変化を反映し、
KDDIは衛星通信の運用体制を再編し、業務を
山口県山口市のKDDI山口衛星通信センターに集約する予定です。
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