2014年 2月 6日 更新

ヘンテナの製作

ヘンテナとは?

「変なアンテナ」と言うことでこの名前になったようです

単純なわりにはゲインがあり、3エレメント八木アンテナくらいと言われています

8の字型の指向性があります

このアンテナは、当地に住居を構えた当時なるべくお金をかけないで

電波を出そうと製作したことがあります

 

今回も当時と同じ2m(144MHz帯)のものです

144MHz帯は水直偏波の電波を使っています

ということで、ヘンテナは、長方形を横向きで垂直偏波となります

テレビの電波は一般的に水平偏波なので八木アンテナは水平設置になっています

アマチュア無線の144MHz帯は八木アンテナも立てて設置します

 

2012年10月 2日

 

こんな形をしています

針金を長方形に曲げただけのものです

 

 

仮の製作なのでマストへの固定はひもで結わえただけです

給電点もワニグチクリップでくわえ、SWRの調整が終わってから正式にハンダ付けをします

 

SWRとは、送信機から発射される電波と戻ってくる電波の比のことを言います

電波を送っても、アンテナのエレメントの長さ(長さだけではありませんが)が

電波の波長と同期していないと電波は発射されません

いろいろな条件で100%送信することは無理で,発射されない電波は送信機側に戻ってきます

どのくらいの割合で電波が発射されているかを見るのが下の写真の測定器です

100%送信されればSWRは1です

私が使っている SWR&POWER計(相当古いです)

 

144MHz帯の中間あたり    製作したヘンテナの測定結果    144MHz帯の下端あたり

 

144MHz帯の上端あたり    製作したヘンテナの測定結果       出力に切り替え

SWRが高いので 10W出力機ですが7.2W位しか出ていない

SWRがあまりにも高いと送信機を壊すこともあるようですが最近の機械は保護装置が働いて出力を落とすようです


ヘンテナ再調整

 

10月 4日 先日のヘンテナを再調整しました

 

このアンテナのいいところは,構造が簡単なところにくわえ,]調整も簡単なところです

給電点(ワニグチクリップでくわえているところの位置)の移動だけですから

 

 

144MHz帯下端付近        調整結果        144MHz帯中央付近

 

144MHz帯上端付近

SWR 144MHz帯全体で、最大でも1.1付近で最良状態です

 

ヘンテナは、一般的に下記の寸法だが多少の誤差は問題ない